日ハム優勝の裏で

注・コレはあくまで妄想話です。実在の人物放送局などとは一切関係ありません。


ある月曜日
Kすけ「大変、大変。Bさんが亡くなったらしいよ」
ジー「なんて?マジかよ。今週のコーナーどげんするとや?」
K「いやぁ〜うちの局も大変お世話になった方やから、なんかせんとイカンやろね」
N「ん?待てよ、今週って日本シリーズの第5戦の予定が入っとーやん。なら短縮放送やね」
K「あ〜、一応サンドイッチやけどね、その日に優勝が決まったら後半も飛ぶね」
N「ま、サンドイッチ云々は気にしてもしゃーない。どうせ短縮なら全編Aさんの追悼特番にしようか!」
K「い〜ね〜、よしプロデューサーと掛け合ってくるか、ディレクターによろしく」
N「S藤なんてどうにでもなるけん、取りあえず社内の調整やね。S田さんに報告っと」


かくして、土曜日の特番は決まり、臨時のCMも作り各番組での番宣も始まった。
が、しかし


水曜夜
N「おいおいおい、やばくないか?日ハム連勝で決めそうやぞ。」
K「そんな感じやね〜、どうする?特番」
N「やぁ〜考えてなかったな〜、6時間か〜、長いけどな〜」
K「やけど、もう引けんばい。CMも打っとっちゃけん」
N「ま、明日も勝つとは決まっとらんし、明日やね」


木曜日、日ハム優勝決定。ばたばたと変更になる当日分の優勝特番のスケジュールに追われる二人


金曜日未明
N「お〜い、覚悟きめたや?」
K「う〜ん、どうしょうも無いね。例のCMは抑えてあるけど、今日各番組で発表しとかんと大変なことになるしね」
N「いっか、もう全部特番のままで、何とかなるちゃない?レコード室からBさんの歌全部持って来たら時間埋まるやろ。
   それよりS藤〜! 例のコーナーの名場面集大丈夫や? なんならそっちを伸ばしても構わんぞ〜」
S「かんべんしてよ〜」
K「何年分あったと?いちいち聞いとったら間に合わんめ〜もん」
N「どうでもいいゲストは大胆に削って、大物と地元ゆかりにしぼらにゃ、無理かろ〜」
K「それでも意外な人の新人の頃とかあるけんね、それよりもオープニングあれで行くと?」
N「もちろん!にぎやかに行かな、Bさんに悪かろーもん。いつも通り呼びかけて、『ふぁいふぁーい』の声で行くぞ!」



こうして前代未聞の6時間ぶっちぎり生放送による追悼番組は決行されることとなった。
果たしてその結末や如何に?


重ねて言いますが、状況からの裏読みに拠るフィクションです。
実在の人物、放送局、番組など一切関係ありません


また、元ネタがネタだけに不謹慎だと言う意見もあるでしょう。その批判は甘んじて受けます。
でも、あの方をおくり出すのに湿っぽい話ばかりじゃ、いかんのではないかな?
かと言って「にわか」を作る才能もないし、こうして手慰みを書いてみる。