ラジオの未来形
フロムさんの記事を受けての記事です。
ラジオの未来はEZ-FMやkeitai.fmの先にあると書きましたが、具体的に説明します。
ラジオで流れる曲を聴いて、その情報をすぐに入手、
その場でCDや着メロを購入。
(ここまでが現在のサービス)
その曲や、ゲストのアーティストのHPにもすぐリンクして、
ライブ情報やブログのチェックしてもらい、次のアクション(チケット購入など)に誘導
ここまでは今のシステムでも出来そうですね。
更にはCMや街角情報などでも、
今はある程度の場所や電話番号を口頭で説明していますが、
ノイズなどで聞き逃せば価値は半減ですね。
コレも曲情報と同じように
「店名、住所or地図データ、電話番号、HPがあればリンク」とタグ化したデータを同期して流せば広告効果は計り知れない物があります。
「CMで流れた商品情報をその場でチェック&購入」
この殺し文句を持って営業トークをする事を想像して下さい。
ここで、デジタルラジオならデータを同時に流せるのだから、デジタルラジオでOKと考えるのは間違いです。
なぜなら、デジタルラジオは「下り情報のみ」だからです。つまり「チェック」までは情報のタグ化でなんとかなりますが、
リスナー側からの発信が出来ないため「購入」へは至りません。
どうしてもワンアクションが間に必要になります。
このワンアクションのために起こる機会損失は結構デカいですよ。
しかも、ワンアクション入る事で、ラジオとの関連付けが切れるので、広告効果の実証が難しくなります。
コレがデジタルラジオではダメな理由です。
同じビジネスモデルは、デジタルTVでも出来ますが、常用性で「携帯+ラジオが有利」です。
(ワンセグはデータを流す余裕が無いので不可)
もちろん「3セグ携帯」でデジタルラジオと連携でも可能ですが、
コストと「出来ればデータは自社のネットで一元的に扱いたい」携帯キャリアの本音からすれば、微妙な所でしょうね。
(課金システムでキャリアに利を取らせるのと引き換えとまで持って行けるか?)
取りあえず、タグの標準化と、
EZ-FMのシステムの他キャリアへの開放&移植、もしくはJFNに偏ってるkeitai.fmの利用の開放
ぐらいはラジオ業界上げてやっても良いのでは?
インフラ整備はデジタルラジオより格段に安くなりますよ。