読了『ようこそ女たちの王国へ』


誤解を恐れずに言えば
「男女比のおかしなアメリカンオールドスタイルアクション」
男女の入れ替わった「大草原の小さな家」みたいな所から話は始まる。
と言うのがわかりやすいかな?


人口比5%以下のため地位は低いが貴重品の扱いを受ける男として、
成人*1を間近にして、自分の嫁ぎ先*2がどこになるか悩む農民の主人公。
偶然の積み重ねから王女(達)と知り合い陰謀渦巻く事件の中心へ…


早川だし、厚めだし、女流作家の翻訳モノだし…
で腰が引けるが、ノリ的にはラノベ(笑)
気軽にドンドン読み進められます。
ちょいエロが含まれるので12禁ぐらいで。(笑)
設定だけ聞いて
「ハーレム、ハーレム」と喜びがちだが、
二桁の姉妹をまとめて妻として、奉仕するのは大変。
ましてや知能容姿身分ともに劣り
「化け物」と言われる30人姉妹ともなれば…
主人公でなくてもガタブルものだ。(笑)



ちなみに原題は『A brother's'price』




ようこそ女たちの王国へ (ハヤカワ文庫SF)

ようこそ女たちの王国へ (ハヤカワ文庫SF)

*1:16歳

*2:その貴重性から、男子交換か高値で売られる