一連のシリーズを見て

このところの、fromさんの所とのシリーズ及び
巻き込んだ形になった、磯子通信企画さんや悪女の一言さんの文章を見てて、
立ち位置の違いを再確認。


これらのシリーズは本来零式さんのFMに要らない物の列記から始まってます。
なので、
「今の形でのラジオショッピングは(少なくともcFMは)局にとってもあまり旨みのあるモノではない」
と、結論めいたものが出た段階で、
我々リスナー側からは「じゃあ、止めてよ」が素直な意見だと思います。


ところが、fromさんや悪女さんは
「では、どうやって旨みのあるコンテンツにするか?」の視線に立っておられるのです。
コレは内側に近い立場からすれば当然の命題です。


fromさんの所のコメントで放送局はBtoBtoCの商売とありました。
スポンサー対放送局対リスナー、でしょうか。
「リスナー(=顧客層)の支持をバックにスポンサーとの交渉に当たる放送局」
「スポンサーの意向を受けてリスナーを顧客にすべく番組を作る放送局」
どっちにしたって両挟みですが、
「リスナーを減らす番組制作」ってのは
局にとってもスポンサーにとっても愚作の一言だと思います。


昨日の悪女さんのコメント「楽しくしかもリスナー参加型のラジショピを・・・」
一つの理想なのかもしれませんね、
*1
が、この場合ラジオの最大の弱点「蓄積が出来ない」が問題になるでしょう。
  この傾向は、本来ラジオが「流しっぱなし」メディアとしての性格を持つ上に、
  近年の「個人情報保護法」の過剰反応が加味されて、さらに加速されてますね。
ラジオ単独ではヘビーリスナーの把握すらスタッフの記憶だよりの現状ではないですか?
その辺りの基本的な整理から始めるとなると、局を挙げて本腰でかかる必要がありそうですが、
果たしてそれだけの意欲を局全体が共有できるのか?全体のリスク管理は?
難しそうですね。
でも、cFMなら小規模ゆえに逆に「局全体の問題が、即、自分達の問題」に変換できるチャンスがあるかもしれません。

*1:ネットではこの方向性の一つのやり方として、たのみこむがあります。