面白いんだが…

『戴天高校勝利部』
一言で言って秀作

担当者の
「キャラが立っててこのままにするのはもったいない」
と新人賞予選敗退からの「敗者復活」みたいな経緯をたどったそうだが、
キャラ以外は原型を留めていないらしいにしても、コレで大賞は厳しいかな？
（かと言って大賞作『黄色い花の紅（あか）』は…）

「最強を目指す」
を方針とする高校に君臨する女王様に、一目惚れしてしまったために、
不釣り合いな入学をしてしまったひ弱な主人公。
「最強」の意味を問いながらも、その地位へ挑戦する事になる。

ざっとこんな感じ。
ぶっちゃけると月刊少年漫画の短期集中連載作品みたいなデキ。
編集者の意見を良く聞いて読みやすく、ツボを押さえた作品になったが、そこまで。

そう言う意味での「秀作」

戴天高校勝利部 (集英社スーパーダッシュ文庫)