『反逆者の月』

たまには正統派SFを


表示イラストが微妙ですが、
正統派のミリタリーSFに位置付けされてます。


月が実は5万年前に飛来した銀河帝国の宇宙戦艦で、
当時の艦内の反乱事件により無人化していたが、
新たな脅威を感知した戦艦のコンピューターは、
たまたま単独で月の裏側の探査飛行に来た宇宙飛行士を捕らえ説得し、
新たな艦長に就任してもらう。
5万年前の艦内から地球に舞台を移し、いまだに続く反乱を平定し、新たな脅威に立ち向かう事を受諾した主人公の活躍を描く!


って感じ
本国では三部作として完結している内の1作目で、
差し詰め「地球編」


いくつかスペースオペラの古典を読んでれば、
大してどうと言うほど難しい物でもない。
今なら、
イデアの奇抜さなら、『終わりのクロニクル』の方が上だし、
戦闘シーンの濃さならコレを超えるラノベはいくつもある。
科学的設定の緻密さなら小川一水が居るしね。


非萌え派なラノベ読みが、アメリカンなSFに手を出すには丁度良いかも。

反逆者の月 (ハヤカワ文庫SF)

反逆者の月 (ハヤカワ文庫SF)