『学校の階段2』


校内を(文字通り)駆け抜ける青春ストーリー第2話


部長と副部長の創部秘話と、その際の因縁への決着
前作で「どさくさ紛れに生徒総会での承認」を勝ち得た階段部が、
正式な承認手続きを巡って、
生徒会会長の陰謀と、理事会PTAの横槍に対峙する


以上があらすじ
これだけだと、
階段部のルーキーである主人公
「缶バッチ」こと神庭幸宏の出番がある様には見えませんが、
お姉ちゃんズの力をかりながらも、
一番の見せ場を分捕って行きます。
校内のパワーゲームや、各個人のそれぞれの悩みなど、
バランス良く配置され、
1巻では把握しづらかった校舎の配置図も付きました
(平面図なので相変わらず校舎間の高低差は謎)


いつもの書店に無かったので、探した甲斐がありました。


関係無いが、このままだと「缶バッチ」を「憎いあんちくしょう」に推薦する事になるな。


同居の従姉妹4姉妹が、それぞれ表現は異なるが、
みんなラブラブなのに、
缶バッチは鬱陶しがったり気付かなかったりで、
天ヶ崎先輩が多少気になってる(2巻までは脈無しだが…)


今回初登場の陸上部の三輪ちゃんの態度もチョイと怪しい。


九重部長にとっては、今のところ単にお気に入りの新入生なのかな?
本人の精神年齢がお子ちゃまなんでアレだが(苦笑)
ただし、
策士な生徒会会長的には、
幼なじみ同士の九重(部長)刈谷(副部長)でくっついて貰って、
(副部長の事が好きな)失意の中村執行部部長をゲット!を企んでそうで、
その場合缶バッチはジャマ者なんで他を向かせるべく、
天ヶ崎や美冬(4姉妹の末っ子で缶バッチのひとつ上)を充てる作戦か?
あからさまに九重部長狙いで入部してる井筒はどうなる?


なにげにドロドロの恋愛模様ですが、
中心に居るのは、
缶バッチと九重部長の「Wゆーちゃん」
さてどうなる?


学校の階段2 (ファミ通文庫)

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