なんだかな〜
厚生労働省の自爆しまくりでスッカリやる気をなくしてるが、
やはり、タミフル問題は色々まずいと思う。
この記事を見て欲しい
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070323i301.htm
タミフルだけが異常行動の原因ではない証拠の一例だが、
問題は
タミフル服用後の「飛び降り」事例が相次ぎ、薬との因果関係が疑われているが、服用していない患者の飛び降り例はこれまであまり報告がないという。
大嘘です。
「インフルエンザ脳症（もしくは脳炎）」と言う言葉を知っている人に聞いてみろ。
（もちろんタミフルが出来る以前から）この類の症例は報告されている。
ある意味「当たり前すぎて報告の対象になっていなかった」と捉えるべきだ。
この手の報道で似たような例が
「犬にキシリトール」問題
なぜか今になって産経が取り上げたので引っ張ってみる
産経ニュース
これ元ネタはおそらくコレ
http://news.ameba.jp/2006/10/wo1001_2.html
の改訂版で、去年の９月末から１０月にかけて話題になった奴。
アメーバのロイターを日本語化した文章の
このうち、安楽死させられたある犬は、約1ポンド（450グラム）のキシリトールを含む、
チョコレートフロストのついた特大マフィン4つを食べたという。
この部分が問題。
訳し方が悪くて混乱しやすいが、原文に当たると「キシリトール入りの１ポンドのチョコ（レートフロストのついた特大）マフィン４つ」と訳すべき。
本当に犬に詳しい人はわかっていると思うが、チョコは犬には厳禁なのです。
キシリトールが入っていようがいまいが、この犬はそのうち病気になってたでしょう。
また、この記事だけを見て
「犬に悪いならキシリトールは人の体に悪いかも」と短絡した人が多数居たが、
そんな単純思考な人々はココを読むべき
犬・猫の食べてはいけない物リスト
その考え方では、たぶん食生活に偏りが出ます。
他の動物を基準に食べ物の良い悪いを決め付けるのは非常に危険*1
一部で有名になってコンビニ弁当添加物過多論の元になった、
「ブタに残り物のコンビニ弁当を与えたら奇形児が生まれた」話も、
今となっては、
「弁当を無差別に与えていたので、本来与えてはいけない食材が混じっていた可能性」
が指摘されてます。
報道は常に正しい事だけを伝えているわけではない。
それどころか、事態があやふやな時には、
よりショッキングな方を選んで、そちらのみを取り上げる事で、
「結果的に誤った印象操作」してしまう事が多いのだ。
時には立ち止まって考えて自分で調べてみる事も必要だ。
注）
間違って欲しくないのは私自身は、タミフルやキシリトールには害が無いとは言ってない。
ソレだけに原因を当てはめて、他を見ない思考の狭量さを問題にしているのだ。
