『とある魔術の禁書目録（13）』

いま、ラノベ界で最も「燃え」を争う作品がやってきましたよ。*1

「上条当麻」を抹殺しあわよくば学園にダメージを与えるべく侵入した
「魔術側」「ローマ正教派」の「神の右席」が一人「前方のヴェント」
彼女により学園のセキュリティが次々と無力化されていく中、
「科学側」の切り札の一端となる「打ち止め（ラストオーダー）」を巡る
「一方通行（アクセラレーター）」と
「木原数多」率いる「猟犬部隊（ハウンド）」の争いは、
「上條当麻」と「禁書目録（インデックス）」をそれぞれに巻き込んで、
複雑に絡み合った争いは二人の少年を中心に混迷を極めていく

ほぼ全編戦闘シーン、
お互いに相手を確認できないまま、お互いの戦場に全力を尽くす事で協力し合う少年達
敵わないとわかっていても、大切なものを守るため、叩き潰されても何度でも立ち上がる勇姿
燃えなければ嘘でしょう。

で、読み終わっての結論「アレイスターは馬鹿だろう？」
熱血馬鹿の当麻はともかく、
一方通行の方は上手く手順踏んでればココまで無駄な戦闘をしなくて済んだのでは?*2
魔術側から見れば、一方通行ｖｓ猟犬部隊は完全に「敵を前にしての内紛」でしかないのだから。
事前にもの凄い準備してるにも関わらす、運用がかなり場当たり的すぎる。

まぁ、コレまで魔術側が派閥争い的な内紛（ローマ正教ｖｓイギリス国教会とか）を繰り返してただけに、
ある意味バランス取れたのか?

で、今回晴れて「ローマ正教ｖｓ学園都市」の構図が世界に示されたのだが、
ローマ以外の魔術陣営はどう動くんでしょう?
当麻個人では結構アチコチに「貸し」が有るけどそんなの考慮してくれるような相手でもなし、
ローマの力が減るのは嬉しいけど、科学の一方的な優位は嫌うだろうしね。

そして、この物語で個人的に最大の疑問、
学園都市には７人のレベル５が居て、
「一方通行」が１位、「超電磁砲（レールガン）」が３位、
では、第２位は？

それにしても切り札が彼女*3のあんな姿とはね。
それってどんな人型最終決戦兵器？
とツッコミたくなったじゃないか