ラジオショッピング

6/22からフロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編で私の6/20の記事を元にしたシリーズが始まってます。
向こうは業界の内側から見た視点での解説で、それに対するコメントも業界側の視点ですね。
コッチはあくまで(多少内実を知ってるとは言え)リスナー視点で語ろうと思います。


以上前文


本題。ラジオショッピング(以下「RS」多分業界的には間違った略字)について
RSの「内側から見た功罪」は前述のフロムさんの方を見てもらうとして、
リスナー側から見ると、良いRSと悪いRSがある様に思えます。


一番良いのはもちろん、すぐに欲しくなり、店頭でのソレとは明らかに差別化が出来ている商品の販売。ですね。
更に言うなら、
商品紹介の情報等が豊富で、すぐに買わなくとも、興味を引かれる宣伝や、商品についてのインパクトを与えられたら
ある意味良いRSでしょう。
(初期のジャパネットはコレで、カメラ関連などは社長の元カメラ屋のプライドが見え隠れしてました)


悪い方は、

  • 既にCMとして出来上がった状態(いわゆる完パケ)で放送局のカラーや時間帯などお構いなしで放送するもの、
  • 一方的な押し付けがましい宣伝で情報に乏しいもの、
  • 説明はしているものの実際には疑似科学に近く説明の意味を成してないもの

これらの代表が(あえて書きませんが)某通販会社のダイエット関連商品
はっきり言って何度JARO公取委に電話しようか?と思ったことか。
私から言わせれば「詐欺まがい」のレベルのものまであります。
しかも信じられないことに、この会社一週間の間に2・3種類のダイエット食品を紹介してました。
なんですか?その節操の無さは?
家電等と違って商品ごとの区別が比較がしにくい上、
併用すると人体に危険を及ぼす可能性のあるものをそんな簡単にいくつも紹介して良いのでしょうか?
(法的にセーフでも後々の道義的責任は…)


勢いついでに書けば、
保健福祉局や医師薬剤師会のバックアップを受けた保健番組(コーナー)を持つ局では、
その手のRSは避けた方が無難だと思うんだが…完パケでは避けようがないですね。




例えばRSで販売した商品でリスナーが何らかの不利益を受けたときに、
最初に怒りの矛先を向けられるのはメーカーですが、次は通販会社ではなく放送局、というのは良くある事例です。
番組レベルでの収支はともかく、局全体のリスク管理も視野に入れてパートナーを選ぶべきだと愚考します。

6/26追記

コメント欄にある磯子通信企画さんの記事へのLINKを張っておきます。
http://media.paslog.jp/article/329331.html
この「お笑いマスメディア論」もそうですが、
もう一つのサイト「コミュニティFM最新開局情報」をよく利用させてもらってます。
cFMをウォッチするには欠かせないサイトの一つです。
そちら方面への興味をお持ちの方は一度ご覧になる事をお奨めします。