『まじしゃんず・あかでみい〈4〉聖夜爆走!?』


今回は「ラブコメらしくクリスマスネタ」だそうです。


12月の中旬から24日に向けての時期は、一般人はクリスマスムード一色ですが、
逸般人は冬のイベントの準備期間と言うわけで、
主人公の拓人は、先輩に拉致られて、冬コミ本作成で、
ひたすらベタ塗り職人です。(笑)
一応きっかけ作りとオチには顔出しますが。


前作のダンジョンでラスボス役をやってた、人型に変化できる魔法杖のファルチェを加えた、
拓人宅の3人娘は、拓人が興味を示したレトロな玩具を買うべく、バイトに明け暮れます。
まぁ、予想通りドタバタも有りつつバイトをこなし、
実際に買う段になってから更に二山ほどありますが、そこは読んでのお楽しみ。




作者本人すら、ジャンルに困るハイブリッドコメディ
『まかでみ』こと『まじしゃんず・あかでみい』の4作目
順調に日常をこなしてますね。
ここまで来れば読者も慣れた人以外は脱落してるでしょうから、遠慮なしに濃い所は濃いです。(佐久間先輩のサークルの修羅場とか)


ダラダラっぽく日常を描く事で、キャラや世界観に深みが出て来ますね。


正直そこまで話題になってる訳でないのに、短編集を含めて10冊を超えるシリーズになってる理由は、この辺にありそうです。


しかし、明らかに○○○・○○○○が元の学長さんが、小粋な計らいを見せるシーンはいろんな意味で大丈夫?


わざわざお勧めしなくても、3巻以降を買う人はファンなので、まったり楽しみましょう